最大のデトックス!便秘解消のコツ
こんにちは。リアクティブ・トレーナーの李彰浩です。
もうすぐゴールデンウィークですね。
皆さんはどこかにお出かけになる予定でしょうか?
僕は思い切って休みを取り、妻の両親たちと船旅に行くことになりました。
今から少しワクワクしています。
さて、前々回のブログから、お身体のお悩みとその解消法についてお話ししていますが、今日は女性に非常に多いお悩みである、
便秘
の解消法についてお話ししていきます。
便秘になってしまうと、お腹の張りや痛み、お肌のトラブル、頭痛、不眠、腰痛などの不快症状ばかりでなく、大腸がんなどの病気を引き起こす可能性もあります。
デトックスの割合として、排便が75%を占めることからわかるように、便秘になるとかなりの量の毒素を残したまま生活するということにもなるので、放っておくのは禁物ですね。
便秘の種類とその原因
主に病気による便秘と、生活習慣による便秘に分けられます。
病気によるものは治療が必要となりますが、今回は生活習慣によるものについてお話ししていきます。
弛緩性便秘
腸は広がったり縮んだりする「蠕動運動」をして、腸自体の筋肉の力により便を運びます。
この蠕動運動が弱いことによって起こるのが弛緩性便秘です。
食物繊維や水分を摂る量が少ないと、便の量が少なくなるため、蠕動運動が起こらなくなり、腸の筋力が衰えてしまいます。
そうなると腸が便を運んでいる時間が長くなり、その間便は水分を吸収され続けるので硬くなり、さらに排便されにくくなります。
野菜や水分をあまり取らない方の他、食が細い方、高齢者、運動量の多い方もなりやすい傾向にあります。
痙攣性便秘
腸の蠕動運動や便意には一定のリズムがあり、それは前回のブログでもお話しした自律神経の働きで行われています。
⇒前回のブログ 「なんとなく不調」に注意!自律神経の整え方
自律神経が乱れ、腸の筋肉が緊張して動かなくなってしまうことによって起こるのが痙攣性便秘です。
緊張やストレスを感じやすい方、生活が不規則なかた、飲酒・喫煙習慣がある方がなりやすい傾向にあるようです。
直腸性便秘
時間がなかったり、恥ずかしいといったことが理由で、便意があるのに我慢してしまうことによって起こるのが直腸性便秘です。
我慢が習慣になると、腸が徐々に刺激に鈍感になり、便意が起きづらくなって慢性的な便秘につながってしまうのです。
実践!便秘解消法
食事で改善
食物繊維
①水溶性食物繊維
水に溶けるタイプの食物繊維で、腸内の善玉菌を増やす効果があり、便を柔らかくする働きがあります。
便が硬くなりやすい方は特に多く摂るように心がけましょう。
多く含む食べ物:果物、キノコ類、イモ類、野菜
②不溶性食物繊維
水に溶けないタイプの食物繊維で、腸内で水分を吸収して膨らみ、便のかさを増して蠕動運動を活発化させます。
弛緩性便秘に当てはまる方、下痢にもなりやすい方は特に意識して摂るようにしましょう。
多く含む食べ物:大豆、根菜類、キノコ類、穀物
主食を思い切って玄米にするのもおすすめです!
これで元々便秘気味だった僕の妻も今ではほとんど便秘知らずになりました!
発酵食品
多くの発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内の悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌を増やす効果があります。
生きた乳酸菌でないと効果がないというのもよく聞きますが、最近の研究では、死んだ乳酸菌も生きた乳酸菌のエサとなり、乳酸菌がふえることになるので、効果があります。
多く含む食べ物:ぬか漬け、キムチ、みそ、ヨーグルト
生の野菜や果物を発酵させた「酵素ペースト」もおすすめです。
⇒詳しくはこちら 健康に過ごすための食事法!酵素を摂って元気になろう
良質な植物性の油
オリーブオイルはオレイン酸を多く含んでいます。
オレイン酸は腸に届くと蠕動運動を促進し、潤滑油の働きもしてくれるので便の通りもよくなります。
生活習慣で改善
朝食を取りましょう
朝食については、要・不要論、たくさん食べるべき、控えめに食べるべき など様々な説がありますが、個人的にいろいろと経験してみて、控えめに食べるのが一番だと感じています。
そしてその内容としては、果物をメインに食べるということです。
食物繊維や水分が摂れるということはもちろんですが、特に水分を多く含むということがポイントになります。
水分が多いということは比重が高いということなので、胃に入った時点でその重みで腸が刺激され、蠕動運動を促進させます。
「朝は排泄の時間」ともいわれるように、朝のタイミングで摂ることが重要です。
トイレでは「考える人のポーズ」
トイレで実際に排便するときは、「考える人」のように軽い前かがみ姿勢、詳しく言うと背すじを伸ばして股関節が曲がった姿勢になることが有効です。
この姿勢を取ると直腸と肛門の角度が広がり、また坐骨も少し開いた形になるので、便が通りやすくなるのです。
股関節の曲がりが浅い方は、10cm程度の台などに足を乗せると良いでしょう。
運動で解消
ウォーキングやジョギングなど、全身を使う運動は腸にも刺激を与え便意を催します。
また下半身のストレッチも大変有効です。
下半身の筋肉が緩むことにより、自律神経に働きかけ、腸の蠕動運動が活発化します。
便秘解消にもタイ古式マッサージ
タイ古式マッサージは便秘解消にも大変有効です。
タイ本国の衛生省が掲げるタイ古式マッサージの効能に、便秘に効果があると明確にうたわれています。
脚を重視するタイ古式マッサージでは、脚部への刺激によりやはり自律神経に働きかけ、腸の蠕動運動を促すのです。
実際、僕もお客様の施術をしているときに、足の裏を圧迫しただけで、お客様のお腹が「グー」と鳴ってびっくりした経験を何度もしています(笑)。
僕の方でも、体験施術を随時受付しております。
ぜひ一度お問い合わせください!
最後に
どんなことでもそうですが、身体の改善をするためには一回だけではなく、続けて習慣にすることが大切です。
今回紹介した解消法をぜひ習慣にしていただき、便秘知らずの身体を目指しましょう!